買って良かった、読んで良かった、また読み返したい。
・なぜ、こんなに「格差」があるのか?
・市場社会の誕生
・「利益」と「借金」のウエディングマーチ
・「金融」の黒魔術
・世にも奇妙な「労働力」と「マネー」の世界
・恐るべき「機械」の呪い
・誰にも管理されない「新しいお金」
・人は地球の「ウイルス」か?
・進む方向を見つける「思考実験」(エピローグ)
人間は、自分が何かを持っていると、それを当然の権利だと思ってしまう。
何も持たない人を見ると、同情してそんな状況に怒りを感じるけれど、自分たちの豊かさが、彼らから何かを奪った結果かもしれないとは思わない。
赤ちゃんはみんな裸で生まれてくる。高価なベビー服を着せられる赤ちゃんがいる一方で、お腹を空かせ、すべてを奪われ、惨めに生きるしかない赤ちゃんもいる。
それは赤ちゃんのせいではなく、社会のせいだ。
君には、今の怒りをそのまま持ち続けてほしい。でも賢く、戦略的に怒り続けてほしい。そして、機が熟したらそのときに、必要な行動をとってほしい。この世界を本当に公正で理にかなった、あるべき姿にするために。
自分もそうなのかもしれないと思ったし、今を生きている人たちと「必要な行動」について考えたい。
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